農業用ビニールとPOフィルムの違い
農業用ビニール | POフィルム | |
---|---|---|
素材 | 塩化ビニール樹脂 | ポリオレフィン樹脂で多層構造 |
比重 | 約1.35 | 約0.95 |
透明度 | 〇初期透明度が高い | △やや劣るが汚れがつきにくい |
保温力 | 〇保温力が高く、ハウスの気密性に優れている | △ |
べたつき | △ | 〇べたつきがなく、作業性に優れる |
弾力性 | 〇 | △ |
防雲・防霧 | 〇展張直後から効果を発揮しやすく、持続性も良い | △ |
破け | △裂け目が広がりやすい | 〇穴が開いても広がりにくい |
摩擦 | 〇こすれに強く、バンドやパイプにあたる部分でも破けにくい | △こすれに弱く、バンド使用時等は専用品を使う |
耐風性 | △柔軟性があるため、ばたつき防止にハウスバンドが必要 | 〇ハウスバンドを使わなくても展張可能 |
耐イオウ性能 | 〇耐性あり | △劣化が促進される |
広幅対応 | △中接加工 | 〇概ね10mまで1枚もの |
対応年数 | △1〜5年 | 〇5年以上(種類によっては8年以上) |
使用後のリサイクル | マテリアルリサイクルが主流 | サーマルリサイクルが主流 |
紫外線 | 〇 | △全光線透過 |
その他 | ハウスの形状、環境にもよるがPOフィルムよりも滑雪性が良い | ハウス内の換気率が高く、やや乾燥気味になる |