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該当する害虫をお選びください。害虫の説明と有効な薬剤をご案内します。

アブラムシ類

アブラムシ類
発生時期について
3~10月(4~6月、9~10月に多く発生)
寄生する植物
草花、野菜、花木、庭木、果樹などほとんどの植物
被害症状について
直接被害と間接被害があります。直接被害は新芽や葉裏などに寄生して植物の汁液を吸って加害することです。一匹ではたいしたことがなくても、群棲して加害するため被害も無視できず、生育が著しく悪くなります。また、葉を巻いたり(ウメなど)、コブ(虫えい)を作る(サクラ、ウメ、モモ、ケヤキなど)種類もおり、美観も損なわれます。 間接被害はウイルス病を媒介することです。ウイルス病に感染した植物の汁液を吸った有翅のアブラムシが次に健全な植物に移動して汁液を吸う時にウイルスが侵入して感染します。また、排泄物の上にすす病が繁殖して黒くなることもあります。
生体の特徴について
一口にアブラムシといっても種類は多く、日本では名前の付いている種類だけでも700種以上います。特定の植物にしか寄生しない種類、多くの植物に寄生する種類などがおり、どの植物にも数種類のアブラムシが寄生します。体長は2~4mm程度の種類が多く、体色は濃緑、淡緑、赤、黒、茶、黄色など様々です。春から秋までは雌だけで繁殖(単為生殖)して世代を繰り返します。一匹の寄生では見すごしがちで、群棲した状態で目につきます。アブラムシは非常に繁殖力の旺盛な虫で、成虫は条件が良いと毎日数匹から十数匹の雌の子供を産み(胎生)、子供は10日前後で親になって雌だけで(単為生殖)子供を産み続けるからです。春と秋に目立ち、夏にはあまり見かけないのは暑さに弱いためで、初夏頃に翅のあるアブラムシが生まれて移動するからです。秋になると戻ってきて繁殖を繰り返しますが、雄が生まれて交尾をして卵の状態で越冬します。
防除方法について
多くの薬剤が効きますが、繁殖が旺盛なため長期間効果が続く浸透移行性剤が便利です。アブラムシ以外の害虫まで退治したい場合はオルトラン類が効果的です。また、アブラムシ中心の防除の場合は約1~2カ月程度効果が続くベストガード粒剤やモスピラン粒剤の他、病気の予防と治療が一度にできる便利な殺虫殺菌剤ベニカXシリーズがおすすめです。収穫間際の野菜類には食品成分を使用したベニカマイルドスプレーで防除します。
豆知識
その1:【共生】アリとアブラムシは共生関係にあります。植物の汁液を吸っているアブラムシの排泄物は甘い液体で、アリの好物です。つまりアリが植物を登っていく先にはアブラムシなどの吸汁性害虫が寄生するということになります。アリは甘い汁を貰う代わりにアブラムシを天敵から守ってあげます。また、イチゴの新芽にアブラムシ(イチゴネアブラムシ)が寄生すると、新芽を土で覆ってあたかも巣の中で飼育しているように見られる場合もあります。
その2:【天敵】アブラムシの天敵にはテントウムシ、カゲロウ、ヒラタアブ、その他オンシツツヤコバチのような寄生バチなど多くの種類がいます。寄生バチはアブラムシの体内に卵を産み付けます。産み付けられた卵からかえった幼虫は、アブラムシの体内を食べてしまいます。かわいいテントウムシ(ナナホシテントウなど)は成幼虫とも大食家でアブラムシをよく食べるので大切にしたいものです。ただし、星の数が28個あるニジュウヤホシテントウ(テントウムシダマシ)だけは成幼虫共にナス科植物の葉を食べる害虫なので注意してください。

カイガラムシ類

カイガラムシ類
発生時期について
一年中
寄生する植物
草花、らん類、花木、庭木、果樹など多くの植物
被害症状について
直接的な被害と間接的な被害があります。直接的な被害は付着しているカイガラムシそのものが美観を損ねることと、吸汁されるため生育に悪影響を及ぼすことです。寄生数が多いと新梢や新葉の出方が悪くなったり、枝枯れを起こすこともあります。間接的な被害は排泄物の上にすす病が繁殖して葉が黒くなることです。美観が悪くなるだけでなく、植物にとって大切な光合成が妨げられ生育が悪くなります。また、枝などの寄生場所にビロード状の物が付着したように見えるこうやく病を誘発します。変わった被害症状としては枝や幹に5mm前後の円形の白っぽい斑点を生じることがあります。これはカイガラムシが付着していたこん跡です。
生体の特徴について
カイガラムシといっても大きさや形などは様々です。名前が付いている種類だけでも400種以上おり、実際はその倍くらい存在すると推測されています。カイガラムシを大別すると、成虫になった時に脚が退化して葉や枝に固着する種類と成虫になっても歩き回る種類がいます。前者には丸い偏平な殻を持ったマルカイガラムシ類、牡蛎の形をした殻を持ったカキカイガラムシ類、お椀のように丸く盛り上がったロウムシ類などがいます。後者は殻がなく体表が白い粉状や綿状の分泌物に覆われている種類でフクロカイガラムシ類やコナカイガラムシ類(分泌物を取り除くとワラジムシのような虫がいます)などがいます。アブラムシと比べると繁殖性が悪く、よく繁殖するコナカイガラムシでも年に数回、バラシロカイガラムシで年に2~3回、ロウムシ類では1回の繁殖です。雄がいなくて雌だけで繁殖する種類もいますが、多くはコバエのような翅のある雄がおり、交尾して産卵します。雌成虫は繰り返し産卵せず、産卵後直ぐに死ぬ 種類もいます。
防除方法について
成虫は殻をかぶったり、ロウ物質で覆われているため、退治の難しい害虫の一つです。歯ブラシなどでこすり落としても退治できますが、葉などを傷つけないようにします。薬剤による退治方法は二つあります。 幼虫を退治する方法:卵からふ化した幼虫は薬剤に弱く、オルトラン水和剤、アクテリック乳剤などで退治できます。幼虫がいつあらわれたかの区別が難しいのですが、目安として年1回のロウムシも年数回世代を繰り返すコナカイガラムシも5~7月にかけて幼虫があらわれます。この時期に上記薬剤を月2~3回程度の割合でカイガラムシの姿が見えなくてもていねいに散布すると、8月頃からいなくなります。エアゾール剤のカイガラムシエアゾールは速効性の成分(フェンプロパトリン)と浸透移行性の成分(クロチアニジン)の混合剤でカイガラムシの幼・成虫を退治します。また、ベニカDXはカイガラムシの脱皮阻害作用のある成分(ブプロフェジン)により、成虫になるのを抑えることで退治したり、成虫に対しては産卵数を抑えたり、ふ化しない卵を産ませる作用があります。
豆知識
葉の表面がテカテカ光ったり、べトべトすることがあります。これはカイガラムシをはじめアブラムシやコナジラミなど吸汁性害虫の排泄物で、これらの害虫が寄生している証拠です。やがて、すす病原菌が繁殖して黒くなるので注意してください。
ベニカXファインスプレー 1000ml

ベニカXファインスプレー 1000ml

スプレー

花や緑の幅広い植物に使える殺虫殺菌剤。害虫に対しては速効性と持続性(アブラムシで約1ヵ月)を実現。病原菌の侵入を防いで病気も防除

ベニカ水溶剤 0.5g×10

ベニカ水溶剤 0.5g×10

水溶剤

野菜・果樹・花など幅広い植物に。有効成分が葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、殺虫効果が持続する(アブラムシで約1ヵ月)浸透移行性殺虫剤

ハダニ類

ハダニ類
発生時期について
3~10月
寄生する植物
草花、野菜、らん類、花木、庭木、果樹などほとんどの植物
被害症状について
葉裏に寄生して汁を吸うため、葉の表面から見ると、吸われた部分の葉緑素が抜けて、針先でつついたような白い小斑点を生じます。数が少ないと判別しにくいですが、数が多くなると白くカスリ状にまとまって見えるため、この時点で気がつくことが多いです。被害が進行するに従って葉色は悪くなり、草花や野菜では落葉して枯れることもあります。庭木などでは枯れることはありませんが生育が悪くなり、葉色もさえないため美観が損なわれます。
生体の特徴について
ハダニの仲間にはナミハダニの「黄緑色型」のように色の薄い種類も多くいますが、カンザワハダニ、ミカンハダニ、リンゴハダニなど赤い色をしているものが目立つので、一般に「赤ダニ」と呼ばれることもあります。種類は約70種程度いて、成虫で体長が0.5mm程度と小さく、主に葉裏に寄生しています。卵→幼虫→成虫と不完全変態し、高温乾燥時を好むため、梅雨明けから9月頃にかけて繁殖が旺盛になります。逆に水に弱いので、夕立などがあると生息密度が下がります。卵や成虫の状態で越冬します。
防除方法について
水に弱いため、定期的に葉裏に散水して寄生数を減らすことはできますが、室内や雨の当らない軒下などの植物は被害の進行が速いので特に注意が必要です。ハダニの専門薬で退治します。応急処置的に使用するのであれば、テルスタースプレーやベニカXファインスプレーが便利です。
豆知識
ハダニの習性
ハダニには色々と変わった習性があります。雌と雄がいますが、雌は交尾しなくても産卵することができます。この場合はすべて雄が生まれ、交尾するとすべて雌が生まれます。そのため、雌が一匹いればどんどん増えていきます。また、クモの仲間なので、クモと同様に糸を出します。ハダニは一つの場所での寄生数が多くなり過ぎると、自分の糸を風にのせて移動します
家庭園芸用マラソン乳剤 100ml

家庭園芸用マラソン乳剤 100ml

乳剤

野菜から草花まで幅広く使える家庭園芸の代表的な殺虫剤

バロックフロアブル 20ml

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フロアブル

野菜や果樹、樹木類、花き類につくハダニの卵、幼若虫を退治

ダニ太郎 20ml

ダニ太郎 20ml

フロアブル

ハダニの各生育段階で作用して効きめが続く。殺ダニ剤の輪番使用に

ベニカXファインスプレー 1000ml

ベニカXファインスプレー 1000ml

スプレー

花や緑の幅広い植物に使える殺虫殺菌剤。害虫に対しては速効性と持続性(アブラムシで約1ヵ月)を実現。病原菌の侵入を防いで病気も防除

ベニカグリーンVスプレー 1000ml

ベニカグリーンVスプレー 1000ml

スプレー

野菜、草花・観葉植物、花木など幅広い植物の病害虫を防除。トマト・きゅうり・なす・いちごでは散布翌日に収穫できる。害虫は速効退治、病気には浸透移行する殺菌成分で予防と治療

ベニカベジフルスプレー 1000ml

ベニカベジフルスプレー 1000ml

スプレー

野菜・果樹の幅広い害虫に優れた効果。速効性と持続性(アブラムシで約1ヵ月)を実現。成分は葉裏まで浸透し、葉の中や葉裏の害虫まで退治

ベニカJスプレー 1000ml

ベニカJスプレー 1000ml

スプレー

直噴散布でケムシ、イラガなど高い所にいる害虫や近寄りたくない害虫を遠くからねらい撃ち。ケムシには速効性と1週間の持続性(チャドクガ、アメリカシロヒトリ・若齢幼虫)があり、散布後に発生した害虫も退治。浸透移行性により葉の中や散布液がかかりにくい場所に生息している害虫にも効果的

ケムシ類

ケムシ類
発生時期について
準備中
寄生する植物
準備中
被害症状について
準備中
生体の特徴について
準備中
防除方法について
準備中
豆知識
準備中
家庭園芸用スミチオン乳剤 100ml

家庭園芸用スミチオン乳剤 100ml

乳剤

各種害虫に効果のある、家庭園芸の代表的な殺虫剤

ベニカXファインスプレー 1000ml

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スプレー

花や緑の幅広い植物に使える殺虫殺菌剤。害虫に対しては速効性と持続性(アブラムシで約1ヵ月)を実現。病原菌の侵入を防いで病気も防除

ベニカ水溶剤 0.5g×10

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水溶剤

野菜・果樹・花など幅広い植物に。有効成分が葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、殺虫効果が持続する(アブラムシで約1ヵ月)浸透移行性殺虫剤

ベニカマツケア 100ml

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液剤

ケムシなど松の害虫に効果的。松くい虫(マツノマダラカミキリ)には約2ヵ月の持続効果

ベニカベジフルスプレー 1000ml

ベニカベジフルスプレー 1000ml

スプレー

野菜・果樹の幅広い害虫に優れた効果。速効性と持続性(アブラムシで約1ヵ月)を実現。成分は葉裏まで浸透し、葉の中や葉裏の害虫まで退治

ベニカJスプレー 1000ml

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スプレー

直噴散布でケムシ、イラガなど高い所にいる害虫や近寄りたくない害虫を遠くからねらい撃ち。ケムシには速効性と1週間の持続性(チャドクガ、アメリカシロヒトリ・若齢幼虫)があり、散布後に発生した害虫も退治。浸透移行性により葉の中や散布液がかかりにくい場所に生息している害虫にも効果的

アオムシ

アオムシ
発生時期について
3~11月
寄生する植物
草花、野菜、花木、庭木、果樹などほとんどの植物
被害症状について
葉が食害されるため、生育が悪くなります。庭木などでは丸坊主になるほど食害されることもあり、美観が著しく損なわれます。草花などでは枯れることもあります。
生体の特徴について
ほとんどの植物に数種類のケムシ・アオムシが寄生します。チョウやガの幼虫のため種類は多く、体長、体色、模様などの形態、発生時期、発生回数、一個ずつ産卵する、卵塊を作るなど生態も多種多様です。いずれも葉が食害された付近に寄生しており、モンシロチョウ(アブラナ科植物)、アゲハチョウ(柑橘類、サンショウなど)、オオスカシバ(クチナシ)など特定の植物を食害する種類からアメリカシロヒトリなどのように多くの植物を食害する種類まで様々です。
防除方法について
早期発見、早期防除が基本です。群棲する種類は加害している葉や枝を切り取って取り除くか、割り箸などで取り除きます。中にはドクガ類(チャドクガ参照)もいますので素手で触れるのは避けた方が賢明です。薬剤でも早期防除が基本です。若令幼虫時は被害も少なく簡単に退治できますが、老令幼虫になると食害量も多く薬剤も効きにくくなります。薬剤ではベニカXスプレー、オルトランCなどが手軽に使用できます。希釈する薬剤ではベニカX乳剤、オルトラン液剤、アクテリック乳剤、スミソン乳剤などが効果的です。
豆知識
その1:【ハバチ】:ケムシ・アオムシのような形態の幼虫でも親になるとチョウやガになるとは限りません。ハチになる種類もいて、これらはハバチと呼ばれています。バラではチュウレンジハバチ、アブラナ科植物にはカブラハバチなど多くの種類がいます。形態が似ていて、同じように葉を食害するため、ケムシ・アオムシと同様に退治します。
その2:チョウ目幼虫の呼び方としてはケムシ、アオムシが一般的です。ケムシは体が毛で覆われている幼虫の総称、アオムシはモンシロチョウ幼虫だけを意味する場合とオオスカシバなど緑色をした幼虫全体を言う場合があります。それでは、毛が無くて緑色以外の呼び方は?毛の無い幼虫の総称としてはイモムシと言う呼び方があります。この項目の表題も本当はケムシ・イモムシかも…。
家庭園芸用GFオルトラン粒剤 1kg

家庭園芸用GFオルトラン粒剤 1kg

粒剤

株元や植穴にばらまくだけで、広範囲の害虫に防除効果が持続する浸透移行性の殺虫剤

家庭園芸用GFオルトラン水和剤 1g×10

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水和剤

花き類・観葉植物やさまざまな野菜に。計量の手間がいらない、便利な分包タイプ

家庭園芸用GFオルトラン水和剤 5g×8

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水和剤

花き類・観葉植物やさまざまな野菜に。計量の手間がいらない、便利な分包タイプ

家庭園芸用マラソン乳剤 100ml

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乳剤

野菜から草花まで幅広く使える家庭園芸の代表的な殺虫剤

家庭園芸用スミチオン乳剤 100ml

家庭園芸用スミチオン乳剤 100ml

乳剤

各種害虫に効果のある、家庭園芸の代表的な殺虫剤

モスピラン液剤 100ml

モスピラン液剤 100ml

液剤

カキの実を落とす「カキノヘタムシガ」の防除に。浸透移行性殺虫剤

オルトランDX粒剤 200g

オルトランDX粒剤 200g

粒剤

Wの浸透移行性殺虫成分で植物全体の害虫防除効果が持続

オルトランDX粒剤 1kg

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粒剤

Wの浸透移行性殺虫成分で植物全体の害虫防除効果が持続

家庭園芸用GFオルトラン粒剤 1.6kg

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粒剤

株元や植穴にばらまくだけで、広範囲の害虫に防除効果が持続する浸透移行性の殺虫剤

ベニカグリーンVスプレー 1000ml

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スプレー

野菜、草花・観葉植物、花木など幅広い植物の病害虫を防除。トマト・きゅうり・なす・いちごでは散布翌日に収穫できる。害虫は速効退治、病気には浸透移行する殺菌成分で予防と治療

ベニカ水溶剤 0.5g×10

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水溶剤

野菜・果樹・花など幅広い植物に。有効成分が葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、殺虫効果が持続する(アブラムシで約1ヵ月)浸透移行性殺虫剤

ベニカベジフルスプレー 1000ml

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スプレー

野菜・果樹の幅広い害虫に優れた効果。速効性と持続性(アブラムシで約1ヵ月)を実現。成分は葉裏まで浸透し、葉の中や葉裏の害虫まで退治

ベニカ水溶剤 0.5g×10

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水溶剤

野菜・果樹・花など幅広い植物に。有効成分が葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、殺虫効果が持続する(アブラムシで約1ヵ月)浸透移行性殺虫剤

ベニカ水溶剤 0.5g×10

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野菜・果樹・花など幅広い植物に。有効成分が葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、殺虫効果が持続する(アブラムシで約1ヵ月)浸透移行性殺虫剤

ヨトウムシ

ヨトウムシ
発生時期について
4~6月、9~10月の2回発生
寄生する植物
草花、野菜など多くの植物
被害症状について
葉が食害され、激しい場合は葉脈だけ残して食べ尽くされます。生育及び外観が悪くなるだけでなく、野菜では食用部分が無くなることもあります。
生体の特徴について
ヨトウガと言う名前の虫もいますが、夜間活動して葉を食害する種類、ハスモンヨトウやシロシタヨトウなどを含めて「ヨトウムシ」と言います。ヨトウガは始めから茂みの中などに隠れているわけではありません。卵は葉裏にまとめて産み付けられ、ふ化直後は群棲して表皮を残して葉肉部を食害します。そのため、食害部分は透けて見えます。大きくなるにしたがって分散し、昼間は茂みや土中に隠れて夜間活動するので、食害された部分には昼間は姿が見えないということになります。蛹の状態になって土中で越冬します。
防除方法について
ふ化直後の葉裏に群棲している時に防除するのがポイントです。浸透移行性剤のオルトラン粒剤やオルトラン水和剤は効果が続きます。ある程度大きくなった幼虫は土中に隠れ、夜間活動するので誘殺剤のデナポン5%ベイトを株元にまいておくと効果的です。収穫間際の野菜にはゼンターリ顆粒水和剤が使用できます。
豆知識
ヨトウムシは漢字では「夜盗虫」と書きます。読んで字のごとく夜行性で、夜の間に葉をかじってしまいます。食欲旺盛で、大発生すると夜間に食害する音がガサガサと聞こえてくるほどです。
家庭園芸用GFオルトラン粒剤 1kg

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粒剤

株元や植穴にばらまくだけで、広範囲の害虫に防除効果が持続する浸透移行性の殺虫剤

家庭園芸用GFオルトラン水和剤 1g×10

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水和剤

花き類・観葉植物やさまざまな野菜に。計量の手間がいらない、便利な分包タイプ

家庭園芸用GFオルトラン水和剤 5g×8

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水和剤

花き類・観葉植物やさまざまな野菜に。計量の手間がいらない、便利な分包タイプ

家庭園芸用マラソン乳剤 100ml

家庭園芸用マラソン乳剤 100ml

乳剤

野菜から草花まで幅広く使える家庭園芸の代表的な殺虫剤

家庭園芸用スミチオン乳剤 100ml

家庭園芸用スミチオン乳剤 100ml

乳剤

各種害虫に効果のある、家庭園芸の代表的な殺虫剤

モスピラン液剤 100ml

モスピラン液剤 100ml

液剤

カキの実を落とす「カキノヘタムシガ」の防除に。浸透移行性殺虫剤

家庭園芸用GFオルトラン粒剤 1.6kg

家庭園芸用GFオルトラン粒剤 1.6kg

粒剤

株元や植穴にばらまくだけで、広範囲の害虫に防除効果が持続する浸透移行性の殺虫剤

ベニカXファインスプレー 1000ml

ベニカXファインスプレー 1000ml

スプレー

花や緑の幅広い植物に使える殺虫殺菌剤。害虫に対しては速効性と持続性(アブラムシで約1ヵ月)を実現。病原菌の侵入を防いで病気も防除

ネキリムシ類

ネキリムシ類
発生時期について
5~10月
寄生する植物
草花、野菜など多くの植物
被害症状について
地際部の茎がかじられる、または食い切られるため被害植物は枯れてしまいます。
生体の特徴について
カブラヤガ、タマナヤガなど茎を食害するヤガ(夜蛾)の幼虫の総称で、一見すると根を切られたように見えるためネキリムシ(根切虫)と呼ばれています。幼虫の状態で土の中で越冬し、暖かい地方では早春から活動し年3~4回発生します。卵は一個ずつ葉に産み付けられ、ふ化直後は葉を食害していますが単独なため虫も被害も目立ちません。大きくなると昼間は土中に隠れ、夜間に茎を食害します。
防除方法について
被害を受けた植物のまわりの土中に隠れていますが、数cm程度掘り返すだけで簡単に見つけることができるので、見つけたらつまんで取り除きます。薬剤ではダイアジノン粒剤3を土に混ぜるか、デナポン5%ベイトをまいて退治します。
豆知識
家庭園芸用GFオルトラン粒剤 1kg

家庭園芸用GFオルトラン粒剤 1kg

粒剤

株元や植穴にばらまくだけで、広範囲の害虫に防除効果が持続する浸透移行性の殺虫剤

サンケイデナポン5%ベイト 300g

サンケイデナポン5%ベイト 300g

ペレット

ダンゴムシ・ネキリムシ・ヨトウムシなどの誘引殺虫剤。まくだけで食べさせて退治

家庭園芸用サンケイダイアジノン粒剤3 400g

家庭園芸用サンケイダイアジノン粒剤3 400g

粒剤

コガネムシの幼虫・ネキリムシなどの土壌害虫を退治する殺虫剤

家庭園芸用GFオルトラン粒剤 1.6kg

家庭園芸用GFオルトラン粒剤 1.6kg

粒剤

株元や植穴にばらまくだけで、広範囲の害虫に防除効果が持続する浸透移行性の殺虫剤

家庭園芸用サンケイダイアジノン粒剤3 700g

家庭園芸用サンケイダイアジノン粒剤3 700g

粒剤

土の中に潜む害虫を退治!接触効果だけでなく、ベーパーアクションにより殺虫成分が土の中に広がって効果的に害虫を退治!

ネキリベイト 600g

ネキリベイト 600g

粒剤

株元にばらまくだけで土の中に潜むネキリムシを誘い出し、食べさせて退治

カメムシ類

カメムシ類
発生時期について
4~10月
寄生する植物
草花、野菜、果樹など多くの植物
被害症状について
主に果実の被害が目立ちますが、新芽や茎葉も加害します。若い果実では吸汁された部分が凹凸になったり変形したり、落果することもあります。熟した果実ではその部分が腐敗したりし、食べても異臭がします。豆類もよく被害を受け、さやが吸汁されると実の入りが悪くなります。新芽が加害されると茎が曲がる、新葉が奇形になったり、葉が展開してくると穴が開くなどの症状があらわれます。生育も悪くなります。
生体の特徴について
別名「ヘコキムシ」と呼ばれるように、触れると特有の悪臭を放ちます。種類によって異なりますが、年1~3回程度発生します。秋に成虫が室内に飛び込んでくることがありますが、越冬場所を探しているためであり、普通は落ち葉の下や樹皮下、壁の隙間などで成虫のまま越冬します。春先から活動を始め、成幼虫とも加害します。カメムシの種類は多く、大きさ、形態、体色も様々です。一般的には1cm前後の緑色や茶色系で四角っぽい虫を思い浮かべますが、5mm前後の小さいものや、細長い体型、背中の紋様の美しい種類まで様々です。
防除方法について
こまめに観察して、発生が少ない場合は見つけたら箸でつまむなどして取り除きます。薬剤ではベニカ水溶剤が効果的ですが、一度の散布では退治は難しいので、発生に合わせて繰り返し散布します。
豆知識
悪者扱いのカメムシですが、中にはアザミウマやハダニなどの害虫を捕食するヒメハナカメムシ類などもいます。ヒメハナカメムシについては生物農薬として利用するための研究が進んでいます。
家庭園芸用マラソン乳剤 100ml

家庭園芸用マラソン乳剤 100ml

乳剤

野菜から草花まで幅広く使える家庭園芸の代表的な殺虫剤

家庭園芸用スミチオン乳剤 100ml

家庭園芸用スミチオン乳剤 100ml

乳剤

各種害虫に効果のある、家庭園芸の代表的な殺虫剤

ベニカベジフルスプレー 1000ml

ベニカベジフルスプレー 1000ml

スプレー

野菜・果樹の幅広い害虫に優れた効果。速効性と持続性(アブラムシで約1ヵ月)を実現。成分は葉裏まで浸透し、葉の中や葉裏の害虫まで退治

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