出しっぱなしでも美しい衣類用クリーナー 収納いらずで掃除が快適に

出しっぱなしでも美しい衣類用クリーナー 収納いらずで掃除が快適に

2025.06.24
商品・サービス

衣類用粘着クリーナー「ケースが要らない ワイヤーフレーム 衣類用クリーナー ミニ」は、収納せずに“見せて置ける”シンプル設計。外出する前にすぐに身だしなみを整えることができます。ケースに出し入れする手間を省き、使いたいときにすぐ使える快適さを実現しました。くらしの不便に向き合うカインズの視点から生まれた、機能と美しさを両立する日用品です。

毎日使うからこそストレスを感じない商品を

さっと使えてすっと置けるにこだわったシンプルデザインの「ケースが要らない ワイヤーフレーム 衣類用クリーナー ミニ」

衣類用粘着クリーナーは、室内でペットを飼われている方や衣類の糸くずを気にする方が日常的に使用する機会が多いでしょう。普段便利に使っていても、忙しい朝や外出前に毎回ケースから取り出して使うことが利用者にとってストレスになることも。また、使用していると粘着テープが徐々に本体から抜け外れてしまうのも、何気に不便を感じます。

そこでカインズでは、使いたい時はすぐに使えて、使っているときは粘着テープが抜けない、使うときのストレスをなくした商品開発を目指しました。

試作品を重ねてこだわった、2つのデザインとは

さっと使えてすっと置けるにこだわったシンプルデザインの「ケースが要らない ワイヤーフレーム 衣類用クリーナー ミニ」
壁にかけても粘着テープが壁につきません(左)。下パーツが地面と平行になるため倒れずに自立します(右)

以前からカインズで販売している「ワイヤーフレームカーペットクリーナー」から着想を得て、「ケースが要らない ワイヤーフレーム 衣類用クリーナー ミニ」を開発しました。そのときこだわったデザインは主に2つあります。

1つ目はワイヤーの曲げ加工部分。粘着テープが壁に触れないよう設計されたこの「くの字」の角度。これが実はなかなか難しい。角度によっては重心がずれてしまったり、ワイヤー自体が折れてしまったりするのです。

2つ目は商品の自立です。壁にかけるだけでなく、玄関の下駄箱やリビングのローチェストなどの上に置いても自立します。一見、変哲もなくシンプルで当たり前の姿ですが、そのまま縦に置いても自立する構造を施すのは、これも実はなかなか難しい。

クリーナーの置き方や粘着テープの量に加えて、パーツの形などによっても、重心は様々に変わります。それら全部をひっくるめて、どんな状態になっても、どんな状態で使っても、自立する点を探すのは至難の業です。

加えて、カインズらしいデザインになっているかも重要です。求める機能が備わっていても、デザイン性が乏しければカインズの商品として開発・販売することはできません。また、お金をかければ何度も試作はできますが、それは価格に反映されてしまい、カインズらしいお手頃価格にはなりません。限られた条件のなかで何度も試行錯誤し、ようやくたどり着いたのが今回のデザインでした。

粘着テープが抜けにくい構造を探して

同様の商品を使っているときに、「粘着テープが抜けてしまう!」という体験をされた方は意外と多いのではないでしょうか。各社で扱っている衣類用の縦型粘着クリーナーや、自社で扱っている衣類用粘着クリーナーに対しての不満点を調べたところ、主に2つの問題点がありました。

1)ケースに粘着部分がついてしまう
2)使っている最中に粘着テープ部分が抜けてしまう

これらを改善するポイントとして下パーツに注目。抜く方向に対して樹脂の柔軟性を利用した返しのついたストッパーを作成することで、使っているときに抜けづらく、交換時は簡単に抜き差しできるように設計しました。

さっと使えてすっと置けるにこだわったシンプルデザインの「ケースが要らない ワイヤーフレーム 衣類用クリーナー ミニ」
丸く輪になっているパーツの一部にでっぱりを設けて、その部分に粘着テープの芯に引っかかるようにしました

使っている最中に粘着テープ部分が抜けてしまう点については、下パーツに爪を作って粘着テープの芯に引っ掛かかるようにしました。取り出しは下パーツを指で下げ、粘着テープの芯を外側に動かすと簡単に外すことができるので、粘着テープの交換が楽にできるようになりました。

さっと使えてすっと置けるにこだわったシンプルデザインの「ケースが要らない ワイヤーフレーム 衣類用クリーナー ミニ」
パチッとはまる音が心地よく、ちゃんとはまったかどうかが確認できます

ケースがなくても収納と粘着性を保つデザイン・機能については、カインズの従来品「ケース不要なワイヤーフレームカーペットクリーナー」を活用することにしました。

ケース要らずで自立と壁掛けの両方ができるデザインに、粘着テープが抜けにくい構造を加えた「ケースが要らない ワイヤーフレーム 衣類用クリーナー ミニ」は、唯一無二の存在といえるかもしれません。

カインズでは、社内・社外を問わず多くの関係者でチームを組成し、一つの商品の開発に取り組んでいます。目指すのは、お客様が感じている不便さを、お困りごとを解消すること。カインズの姿勢、コアバリュー「Kindnessでつながる」は、こんなところにも表現されています。

シリーズ商品としてのデザイン

蓋つき収納ボックス「インテリアキャリコ」と折りたたみコンテナ「折りたたみキャリコ Cari+con(記事:積み重ねても取り出しやすい「折りたたみキャリコ Cari+con」に込められたカインズの収納コンセプト )」のように、カインズオリジナル商品では、商品のコンセプトやデザインを踏襲してシリーズ展開しているものがいくつかあります。

「ケースが要らない ワイヤーフレーム 衣類用クリーナー ミニ」も同様で、「ケース不要なワイヤーフレームカーペットクリーナー」のシリーズとして開発しています。

同様のコンセプトでデザインした「ケース不要なワイヤーフレームカーペットクリーナー」シリーズは2020年2月から販売を開始し、累計販売数は51万個を突破しています。

カインズらしくシンプルで使いやすいことはもちろんのこと、ワイヤーの取っ手部分のデザインをシリーズ共通にしました。1本のワイヤーを折り曲げて取っ手の先端部分をやわらかいカーブにすることで、デザイン性を生み出しシンプルながらも強度を保っています。

さっと使えてすっと置けるにこだわったシンプルデザインの「ケースが要らない ワイヤーフレーム 衣類用クリーナー ミニ」
シリーズ商品のデザインの特徴である取っ手の先端部分の丸いカーブは、やわらかさとシンプルさを表現している。「ケースが要らない ワイヤーフレーム カーペットクリーナー」シリーズ。左からロング、レギュラー、ミニ、衣類用クリーナー ミニ

「ケースが要らない ワイヤーフレーム 衣類用クリーナー ミニ」ではさらに改良を加え、ハンドル部分を鋼線にしました。これにより、従来(「ワイヤーフレームカーペットクリーナー」)の樹脂製品よりも耐久性があり、長く使用することができます。

グッドデザイン賞2023 審査員コメント

「ケースが要らない ワイヤーフレーム 衣類用クリーナー ミニ」は、グッドデザイン賞2023を受賞しました。審査員のコメントをご紹介します。

さっと使えてすっと置けるにこだわったシンプルデザインの「ケースが要らない ワイヤーフレーム 衣類用クリーナー ミニ」

○審査員コメント
実はユーザーが小さなストレスを我慢しながら使用している製品は少なくないが、衣類用粘着テープもその代表格であろう。ケースなしで自立し、吊り下げも壁掛けも可能にした「く」の字型ワイヤーハンドルには拍手を贈りたい。樹脂製に比べて耐久性が高い鋼線で、壁掛け時に粘着テープが壁に触れないという機能に加え、インテリアに溶け込むデザインとなっている。手の届きやすい位置に収納し、さっと手に取りパッと使える。一連のスムーズな行為は、身だしなみのみならず心持ちまで整えてくれるだろう。

■商品情報
ケースが要らない ワイヤーフレーム 衣類用クリーナー ミニ ホワイト
https://www.cainz.com/g/4549509865445.html

ケースが要らない ワイヤーフレーム 衣類用クリーナー ミニ ブラック
https://www.cainz.com/g/4549509865452.html

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