“五感に届けたい”探求心と信念から生まれた快眠まくら「Moffle」
- 2025.06.19
- 商品・サービス
ワッフルのような格子状の見た目ともちもちの感触で頭をやさしく包み込む枕、「Moffle(モッフル)」。これまで枕には活用されていなかった素材で作られた新感覚の枕です。素材の探求から生まれた独自の設計に込められた、開発担当者のこだわりと、快眠への想いをご紹介します。
実は奥が深い寝具、枕。

枕と一口に言っても、市場には数多くの素材・形状・硬さ・高さのものが存在します。世の中には何千・何百種類と枕があるのにもかかわらず、「自分に合っているか分からない」「どれを選んで良いか分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そもそも体型は人それぞれであるのに加え、その日の気分や調子はもとより、天候や気温などの環境によっても、寝心地は変わりませんか?そう考えると、自分にピッタリの枕をチョイスすることは、至難の業といえるかも知れません。
素材の特長・利点を生かした独自構造

ぐっすり眠り、気持ちのいい朝を迎えたい…。そんな理想的な快眠を一人でも多くの方にお届けしたいと担当者が目をつけたのが、TPE樹脂(熱可塑性エラストマー)という素材です。TPE樹脂は、哺乳瓶の先端部分や医療用のゴム手袋の素材などにも応用されている安全な素材です。
「Moffle」ではまず、このTPE樹脂を素材に採用することで独特の弾力性と分散性を生み、包み込まれるような感覚を実現しました。この構造、よく見ると三角形になっていることが分かります。実はこの三角形が快眠のポイント。頭部から頸椎に沿ってフィットするので、圧力をやわらげ、血流阻害を緩和し、どのような姿勢でも無理なく自然にサポートします。三角格子の構造にしたことで、「Moffle」ならではの柔らかさを生み出すこともできました。これ以上柔らかくするとぺちゃんこになる、あるいは復元性に欠けてしまうといったギリギリのラインまで試行錯誤を繰り返しました。
そして、ベースには異素材のハニカムメッシュを使用して通気性も実現。蒸れにくく汗をかきづらいので、寝返りの頻度を減らします。さらに、TPE樹脂自体がちょっとひんやりしているので、ほどよい冷感で快適な寝付きをサポートしてくれます。

さらに、形状にもこだわりが。頭部を包み込む柔らかな感触を生かし、枕の中心にはくぼみが作られています。頭部のおさまりが良いポケット形状にすることで、就寝中に頭を動かしても、ちょうどいい場所を見つけることができるのです。
このように、寝具に使われることは珍しかったTPE樹脂を使うことで、柔軟な形状変化で、日々変化する寝心地に対応するフィット感と柔らかさ、快眠に必要な要素である通気性やムレにくさまでを配慮した枕「Moffle」の開発を実現したのです。
「人の五感に残るようなものを作りたい」開発者のこだわり

カインズで寝具の開発に携わって10年以上になる担当者が、なぜそれまで寝具に使われることは珍しかったTPE樹脂と巡り会うことができたのか。それは、一人ひとりにフィットする枕を日々模索し続ける探求心と、「人の五感に残るようなものを作りたい」という信念でした。
出会ったのは、国内外の展示会を練り歩く中で実施した、とあるメーカー様との商談。彼にとってはいつも通りの商談ですが、心掛けていたことがあるとすれば、これもいつも通りに「一人ひとりにフィットする枕を開発するためには、素材は枕らしいものに限定しない」という「枠をこえる」発想でしょうか。
そんな中、TPE樹脂を手渡された担当者。素手で触れたときに感じたのは、人肌に近い触感でした。どこかでホッとする安心感のような、ずっと触っていたい気持ちにさせてくれるこの素材…。「ちょ~キモチいい~」。
くらしを豊かに、楽しくする商品は、機能的な便利さはもちろんですが、五感、すなわち視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚に訴える情感的なものでないといけない。そう考えている担当者は、TPE樹脂が持つその触感に、心動かされていました。


しかも、つまんだり伸ばしたりしても破れることがない、変幻自在の素材。「これが枕になったら…」というひらめきのもと、サンプル品を作成。思った通り、身も心も包まれているような気持ちになる、心に訴えかける枕になったのです。
商品名に込めた期待
普段はあまり使われない素材から作られた枕。開発者はこの枕に、毎日使う身近な商品だからこそ、親近感を感じてもらえる名前を付けてあげたいと考えました。そう考えて触ってみると、モチモチの感触で、三角形でできた格子の構造はまるでお菓子のワッフルのよう。
そう、だから「Moffle」。
一般的には使用されている素材や機能をネーミングに使うことがほとんどですが「Moffle」は、その見た目や触感から名前を決めました。使う人のくらしに寄り添い、長く愛される商品になってほしいという期待を込めて…。
日替わりの「寝心地がいい」に応えるということ

睡眠には、性別や年齢、骨格、日々の体調や天候や気温など実に多くの要素が関わり、その細かな変化が影響します。そうした多様な変化にいかにフィットできるか。それが一人ひとりのくらしに寄り添う枕に欠かせないポイントなのです。
枕に限らず、マットレスや布団などの寝具は、よりよい眠りを提供するという意味において、求められる基本的な機能は一緒です。どこまで行っても、本質的なニーズは変わりません。結局、その人にとって「一番寝心地がいい」ことが一番大切なのです。
ただ、開発するたびに自宅で試すために購入を続け、すでに10個以上の枕を所有している担当者でさえ、日によって枕に求める感覚は変わるので、自分にフィットする枕の数はわずかだといいます。よく眠りたい、疲れを取りたいなど、一人ひとりの方が日替わりで感じる時々のニーズにマッチする枕が、その人にとってベストな枕です。
このように、多様な形で出現する本質的なニーズにどのように対応していくのかを考えることが、これまでもこれからも、寝具開発に課せられた課題なのです。
ニーズに応え、進化する「Moffle」
こうして誕生し、多くのお客様にご愛顧いただいている「Moffle」は、お客様の声に応えながら、進化を続けています。

「この枕は洗えないのでしょうか。洗えるようにしていただけると嬉しいです。」
こうしたお客様のお声に耳を傾けて新たに開発されたのが、「Moffle洗えるフィットまくら40×60」。
中材に使用している素材をポリエステルからポリエチレンに変更し、乾く時間も検証した上で洗濯を実現しました。

「普段はバスタオルを1~2枚敷いているような高さで寝ているので、もっと低い枕が欲しいな。」
生まれたのは、スタンダードタイプより少し低めの形状で、高い枕が苦手な方でも使いやすいよう設計された「Moffle 洗えるミニまくら 54×28cm」。
さまざまなニーズを反映し、「Moffle」は誰にでもどんな時でも寝心地がいい枕シリーズとして進化を続けていきます。
毎日のくらしに必要な「生活必需品」としてあげられることが多いのは、日用品や食料品ですが、衣食住の「住」を支える寝具やインテリアも、くらしを支え、より快適に、楽しくする、大切なピースの1つです。人々のくらしを日常から変えて、より豊かなものにしていきたいという想いのもと、カインズは商品開発を続けていきます。
グッドデザイン賞2021
「Moffle フィット 弾力性に優れたやわらかいまくら 40×60cm」は、グッドデザイン賞2021を受賞しました。審査員のコメントをご紹介します。

既に成熟した市場であり、個々の生活者に合った正解を導き出すことが極めて困難な枕という製品に対して、多面的な角度から向かい合い、細やかな配慮を積み上げた結果としての完成度の高さが評価された。TPE 素材の三角格子構造を採用することで、形状変化によるフィット感と圧力の分散性に加え、触れた際の冷感を、また、メッシュ素材と一体縫製することで通気性やムレにくさを確保し、一方でポリエステル綿やウレタンフォーム等の異素材と組み合わせ、色も白に統一することで、枕本来の質感と安心感も保っている。
■参考
Moffle フィット 弾力性に優れたやわらかいまくら 40×60cm
https://www.cainz.com/g/4549509751939.html
Moffleネックフィットまくら 35×60cm
https://www.cainz.com/g/4549509751922.html
Moffle ボルスター 弾力性に優れたやわらかいまくら 21×60cm
https://www.cainz.com/g/4549509625575.html
Moffle 洗えるフィットまくら 40×60cm
https://www.cainz.com/g/4549509831969.html
Moffle 洗えるミニまくら 54×28cm
https://www.cainz.com/g/4550596024486.html
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