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「カインズ 桑名流通センター」本格稼働開始　2024年問題の課題解決に向けて　持続可能な物流を目指す

2024.03.11

　株式会社カインズ（本社：埼玉県本庄市、代表取締役社長 CEO：高家 正行、以下「カインズ」）は、敷地面積、延床面積ともにカインズ最大の物流拠点「カインズ 桑名流通センター」が2024年３月11日より本格稼働を開始したことをお知らせします。

　カインズ桑名流通センターは、東名阪自動車道「桑名インターチェンジ」から約7.5km、「桑名東インターチェンジ」から約7kmに位置し、全国への広域配送拠点及び名古屋中心地への配送拠点として利便性の高い立地にあります。これまで、海外からの荷物は太田流通センター（群馬県太田市）に集約し、全国のTC^※や店舗に運んでいましたが、本施設が西日本エリアのマザーセンターとして荷物の受け入れや配送を担うことで、長距離幹線輸送の削減と店舗物流サービスの効率を大幅に向上させることができます。
　地上4階建、延床面積約29,000坪の施設は、１階にTC^※、２～４階にDC^※を配置し、各設備を連携させたシームレスな自動化を図っています。また、積載床荷重1.5t/㎡に加えて有効階高5.5～6.5mを確保し、危険物倉庫を併設するなど、多種多様な商品の保管が可能です。構内作業では、荷物の保管や店別仕分け、搬送作業などの自動化を進め、省人化を実現しています。
　環境配慮型の物流センターの側面を持つ本施設は、全館にLED照明や人感センサー付き照明を採用しただけでなく、建物屋上への自家消費型太陽光発電設備の導入により、消費電力の100％を再生エネルギーで運営することが可能です（最大発電時）。また、パレットの一部には、海に流れ出る可能性のあるプラスチックごみを回収し、リサイクルした素材のOBP（オーシャン・バウンド・プラスチック）使用しています。
　従業員の働く環境面にも配慮し、シーリングファンやスポットクーラー、天井カセットタイプの空調設備などにより、適切な室内温度で作業できる環境を整えたほか、従業員がゆったりとくつろげるよう、観葉植物やソファーなどを配置したカフェのような空間を演出しています。
　カインズでは、物流の効率化や商品供給のスピード化を図り、2024年問題の課題解決に向けて、革新を継続していきます。

カインズ桑名流通センターの特長

●西日本のマザーセンターとして、TCおよび店舗への納品リードタイムを短縮
●マテハン同士の連携による、労働環境変化に強い省人化モデルの構築
●災害に強いDERプラットフォームを構築し、環境にも配慮
　最大発電時、消費電力の100％を再生可能エネルギーで運営
　パレットの一部にOBP素材（海洋再生パレット）を採用
　※DER：Distributed Energy Resources：分散型エネルギー源（太陽光発電、蓄電池等）

※TC…Transfer Center（商品の在庫を持たず、納入された商品を仕分けて配送を行う）
※DC…Distribution Center（在庫を保管し、受注に応じて出荷する）

「カインズ 桑名流通センター」概要