くらしをパーソナライズして、つくり、彩る。新しい形のオーダーカット家具「CAINZ DIY MARKET」が目指す世界とは?
- 2025.02.12
- 商品・サービス

2023年10月からサービスを開始した、オーダーカット家具のプラットフォーム「CAINZ DIY MARKET」。
コンセプトは、『「自分らしい」くらしをつくる家具。』
ご自身で研磨、塗装、組み立てまでを行うプロセスを通じて、世界でたった一つ、あなただけのオリジナリティあふれる家具が完成する新しい形のサービスです。

座面には「フロアクッションflattyミニ(別売)」がぴったり収まる
展開される多様な商品は、機能的なことはもちろん、DIYで自由自在に変化させ、理想のくらしづくりを探求できるのがポイント。あなたのくらしにぴったりとはまる、「シンデレラフィット」を叶えてくれます。
さらに、くらしのシーンがイメージしやすいように商品は6つのくらしカテゴリでラインアップ。
「#アウトドアで遊ぶ」「#ペットとくらす」「#料理を楽しむ」「#植物に囲まれる」「#読書にふける」「#ゲームに没頭する」。
サービス開始から約1年が経過し、商品ラインアップは90点に上ります。組み合わせは無限大、自分だけのくらしをデザインすることができます。
一体、どんな世界が広がっているのか、訪れてみましょう!
実は、誰もが発明家?

皆さんにはこれまでの人生で、新たな家具と出会う機会は何回くらいあったでしょうか。
自分の部屋を初めて持った時、就職や結婚など人生の節目、新居で生活を始める際など、それは一人ひとり、さまざまなタイミングで訪れます。
そう、「家具は買うもの」。そんなイメージが、どこかにありませんか。しかし、この選択肢に新たに「つくる」の視点を取り入れてみると、これまでとは一味違った世界が広がってきます。
近年では、欧米を中心にRTA(Ready to Assemble)家具と呼ばれるデザイン性の高い組み立て家具が普及しており、大手メーカーも続々と参入しています。
そんな中で生まれた、この「CAINZ DIY MARKET」。一見、「組み立て家具と何が違うの?」と疑問に思われるかもしれません。
最大の特徴は、「購入したら終わりではなく、そこがむしろスタート地点」であること。

「こんな家具が欲しい」「あんな部屋にしたいから、何か合う家具はないかな」と既製品の家具を探し、買って満足するのではなく、「この家具を使うとくらしをどんな風に彩れるかな」といったまさに帰納的な発想で、くらしをつくる楽しみを見出せるんです。
CDMが誕生した背景には「漬物」が関係していた?
では、なぜこのプラットフォームは誕生したのか。それはDIY文化を日本に広めたいと願うカインズの想いと関係しています。
欧米などでは日常生活に浸透しているDIY。1つのモノを長く使い続けられるよう、修繕や自分好みにカスタマイズをするなど、日々のくらしの中に上手く取り入れて楽しんでいて、いわば文化として根付いています。一方、日本では、「日曜大工」などのイメージが未だ強く、DIYをはじめるには、一通り道具をそろえたり、知識が必要だったりと、抵抗感を覚えられがちです。
さらに現代は、モノにあふれ、ネットでなんでも手に入る時代。だからこそ、創意工夫でくらしをもっと楽しくするDIYのプロセスを通じて、考える・つくる・つかうのサイクルを生み出し、モノや生活空間への愛着を育みたい…。
DIYの本来の意味は「Do It Youreself」、自分でやってみる、ということ。

DIYとは、木材や工具などを使う領域にとどまるものではないんです。「植物を育てること」や「掃除すること」、それに「漬物をつくること」だってDIY!
おや…こうしてみると、くらしの中におけるすべての行動が「DIY」に値することだと思えてきませんか?
DIYの堅苦しいイメージを払しょくし、誰でも気軽に楽しめるDIY文化を醸成したい。
「CAINZ DIY MARKET」は、そんなDIYの「ちょっと面倒なハードル」を下げ、くらしの中のちょっとした創意工夫を通じて、自分らしさを楽しみながら見つけてもらい、自分らしくくらしをアレンジするきっかけになることを願って誕生したのです。
それでは一体どんな「くらしのアイデア」が手に入るのか、さっそく見てみましょう。
3つの「シンデレラフィット」でさらなるくらしのアップデートを叶える
くらす場所、過ごす時間、人に合わせてカタチを変えられる家具があれば理想的。そんな想いにシンデレラフィットし、願いを叶えてくれるモノがここにはあります。
1.多様なニーズにフィットしたデザインの商品
くらしにおけるシーンに決まりはありません。いつ誰と、どんな時間を過ごすか、あるいは過ごしたいかで必要なものは変わっていきます。
例えば、部屋ではちょっとした休憩用のベンチに、屋外では趣味のキャンプでのBBQ用テーブルに…。
#アウトドアで遊ぶ


ふだんは本棚として、友人が遊びに来た際は趣味のゲームテーブルにしたいな…。
#ゲームに没頭する


こんな風に、1つで2役の家具を手に入れることができるんです。
2.好みにフィットした色や仕上げ

キャンバスに絵を描くように、くらしをつくる、描く、結ぶ。創造力をたくましくし、くらしのアップデートを実現できるなんてなんだかワクワクしてきませんか?
3.自分のくらし空間にフィットしたサイズ

今後はWeb上でシミュレーションし、自分のおうちにあったサイズにデザインを調整して注文できるサービスを導入予定です。せっかくつくるなら、色も形も自分にフィットして、パーソナライズされた家具がいいですよね。そんな願いもゆくゆくは叶えられるんです。
人の手とテクノロジーの掛け合わせで生まれる新たな創造

テクノロジーを融合し、個々のスキルに依存し過ぎないDIYの形をつくり上げている一方で、DIYの醍醐味である素材やつくるプロセスを楽しむという「余白」はきちんと残しています。

コンピューター制御で複雑な形状を切り出すことができるCNCルーターを活用することで、今までは実現しづらかった複雑な形状や装飾のあるデザインを綺麗に仕上げることが可能になりました。


デザイン面にもこだわり、ほぞつぎ、相欠きつぎ、組みつぎといった建築由来の接合方法を取り入れたデザインで、金物の利用は最小限に。組み立てしやすい他、分解もラクにでき手間がかかりません。
そして、仕上げ方や使い方も人それぞれ。家の中だけじゃない、店先や趣味のイベント出店にも。アレンジ次第で世界がさらに広がります。
「CAINZ DIY MARKET」は、自分で加工、組み立てができるという木材の魅力を生かし、個々のライフスタイルにフィットする木の使い方を自由にデザインできる点が評価され、第10回ウッドデザイン賞(主催:一般社団法人日本ウッドデザイン協会)を受賞しました。生活雑貨を多く扱うカインズから、幅広い層へ木材の魅力を訴求することが期待されています。


自分のくらしを、解放しよう。
このサービスが目指すもう一つの目的、それは「コミュニティ」。
自分だけのオリジナリティあふれる家具をつくる時、あるいはつくりたいと思ったその時、相談したり、アイデアをもらったりする場所があると、より一層世界が広がりそうですよね。あるいは自分にはなかった世界観と出会ったり、想像を超えるひらめきが見つかったりするかもしれません。
最近では、デザイナーが出品できるサービス「クリエイターズデザイン」もスタート。さらに、将来的には自分らしいくらしづくりを共有したり、アイデアを交換したり、世界中から集まった個性的なデザインを設計図から切り出したり…そんなユーザとデザイナーが集まるコミュニティづくりも目指しています。
オンラインと店舗、双方で展開するサービスやサポートを活用し、あなただけのくらしをアップデートしてみませんか。
物流問題や環境配慮といった社会問題解決への糸口

「CAINZ DIY MARKET」は、仕入れて販売する流通型ではなく、受注”店舗”生産型モデル。カインズの店舗が生産拠点となり、合板の一枚板から家具をつくります(一部店舗)。お客様からの注文を受けた後、コンピューター制御で複雑な形状を切り出すことができる木工用CNCルーター「ShopBot」を活用し商品を生産。スピーディーな生産体制と、在庫を持たない仕組みで、店舗を従来の販売店から加工拠点へと転換し、従来のような工場からの輸送を不要としています。
梱包も店舗にある資材を活用し、過剰包装はしません。一部商品には、持続可能な木材のみを使用した環境配慮合板を利用するなど、環境問題と地域社会へ貢献にも取り組んでいます。
家族みんなで一緒にものづくりを楽しみながら絆を育む「CAINZOO(カインズー)」コミュニケーションをつくるきっかけに

大人たちだけではなく、子どもたちもにDIYを通じてくらしをつくる楽しみを知ってもらいたい。そうした想いから新たに誕生したのが、親しみやすい動物たちをモチーフにしたデザインの「CAINZOO」です。
年々希薄になりがちな家族のコミュニケーションを“つくる”きっかけに「CAINZOO」を活用し、家族みんなで一緒にものづくりを楽しみながら絆を育んでほしいと願っています。
こうした、「CAINZOO」がプロダクトを通じて伝える「ものづくりの楽しさ」と、サービス全体がもたらす「子どもの未来への可能性」が、子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組む優れた作品として評価いただき、第18回キッズデザイン賞(主催:特定非営利活動法人キッズデザイン協議会)において、「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門」を受賞しています。
グッドデザイン賞2024 審査員コメント
「CAINZ DIY MARKET」は、グッドデザイン賞2024(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)も受賞しています。審査員のコメントをご紹介します。
DIY での家具づくりに挑戦してみたい人に、つくる楽しさを手軽に体感できる仕組みを提供するサービスである。合板から部品を切り出すなど大枠の作業は店舗で行う一方、細かい仕上げの部分でDIY の余白を残すことで、手軽さと創造性の程よいバランスを実現している。小売店舗に工作機械を置き、普段から顧客に販売している木材を活用することで受注生産型の販売を実現した点も事業面での大きな工夫といえよう。
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