一人では創れない 見ること・聴くことから形になった折りたたみスチールコンテナ台車

一人では創れない 見ること・聴くことから形になった折りたたみスチールコンテナ台車

2025.09.09
商品・サービス

園芸と資材でバイヤー歴13年を持つOさんは、40分かけてカインズ本庄早稲田本部まで歩いて通勤することがあるそうです。普段から「散歩」と称して、周りをよく見ているとのこと。見ることが商品開発にもたらすものとは……。

折りたたみ式 スチールコンテナ台車

散歩していると、いろんなヒントがあるんです。どんなお庭かな、家の周りはどのようになっていて、どんな商品が置いてあるのかな、とか。どんな商品でも、使ってみて初めてその価値が分かるとは言いますが、資材系の商品って普段はなかなか自分では使わない。だからこそ、まずはよく「見る」。普段も、お出かけ中に建設工事に出くわすと、現場を無意識にのぞき込んじゃいます。家族には不思議な顔をされますけど(笑)。

折りたたみ式 スチールコンテナ台車

担当した「折りたたみ式 スチールコンテナ台車」もそう。近所の畑で、おばあちゃんが台車に板を敷いて腰かけているのを見かけたんです。プライベート旅行で離島に行くために乗った船中でも、コンテナを使わず、板を敷いた台車でモノを運んでいる様子を見かけて。それで、細かいモノも置ける、メッシュの板が付いた台車があったら便利かなって思ったんです。

アルミ製が主流の中、素材をスチールに変えるのも正直、冒険でした。コストを下げるためとはいえ、「鉄」って開くと重いイメージがあるし……。実際この商品もアルミ製に比べると重いんです。でも、この台車でモノを運ぶことはあっても、台車そのものを持ち運ぶことは少ない。使う人の立場で見ると、大切なのは重さより使いやすさかなと。

折りたためて手持ちできる持ち手を前輪部分に装着。細かい物が置けるようメッシュの板にしている

「見る」ことは、お客様の声を「聴く」こと。それが大切だと思っています。砂利道でもへっちゃらなタイヤも、折りたためる仕様も、みんな売場やお客様の声を取り入れたものです。

建築資材のような狭い範囲のカテゴリの商品を、誰でも使えるような形にできたことがすごくうれしいです。そして、 そういう商品は一人じゃ創れないって、商品開発を始めてからより強く感じるようになりました。最初に発案するのは自分であっても、社内各部署にいるプロフェッショナルの意見を聴いて、その知恵を結集させることが、より安くて良いモノを生み出す、カインズの商品開発の源泉だと思います。

そう。見ることは聴くこと、聴くことは創ること、なんです。

■商品
折りたたみ式 スチールコンテナ台車 ダークグリーン
https://www.cainz.com/g/4549509908951.html

折りたたみ式 スチールコンテナ台車 ブラック
https://www.cainz.com/g/4549509908937.html

折りたたみ式 スチールコンテナ台車 2個載せ ノーパンク CKD-02DGN
https://www.cainz.com/g/4549509908968.html

商品に込めたKindness

カインズの企業理念のコアバリューのひとつに、「Kindnessでつながる」があります。すべての事業活動と周りの人々に対して、常に「Kindness:親切心」を中心においてつながることを大事にしています。
お店でお客様と接する時と同じように、お客様のことを想い、お客様目線で開発しているカインズのオリジナル商品。「商品に込められたKindness」では、商品開発担当者のインタビューを通して、オリジナル商品が開発された経緯や開発にあたって大切にしていることなど、開発商品に込められた「Kindness」についてお伝えしています。

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