大槻毅監督 超早起き指揮官が目指すサッカーチームとは【おせっカインズ4】

大槻毅監督 超早起き指揮官が目指すサッカーチームとは【おせっカインズ4】

2023.05.24
おせっカインズ

 大槻毅監督は2022年シーズンからザスパクサツ群馬を率いています。休日の過ごし方や健康法、サッカーチームを成長させていく「逆ソフトクリーム」理論まで、様々なことをお聞きしました。

休日は料理で気分転換

―本日はお忙しいところ、ありがとうございます。「おせっカインズ」企画ということで、大槻監督のくらしについてお聞きしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。早速ですが、大槻監督の休日の過ごし方を教えてください。
 コロナ禍がきっかけで、料理をすることが増えましたね。スーパーで安い魚を買ってアラ汁やまぐろの血合いの煮つけを作ったり、作り置きでミートソースを作ったりしました。ミートソースはパスタにして好評でした。あとは魚を自分でさばいたりしています。

 自宅のベランダにバジルを植えて育て、料理に使ったこともあります。乾燥したものでも生のものでも。プランターはカインズさんで買いました。グリーンカーテンとしてゴーヤを育てたんですが、遠征から帰ってきたら緑色だったゴーヤがオレンジになってました(笑)。

 他には、去年のオフの時に釣りに行きましたね。東京湾や気仙沼とかいくつか。子どもの頃は釣りはやっていなくて、ここ数年で始めてみました。

サッカーは創意工夫、「逆ソフトクリーム」で成長していく

―大槻監督が作る料理は、おいしそうですね! くらしの経験がサッカーに役立ったこと、逆にサッカーの経験がくらしに役立ったことを教えてください。

 趣味はサッカーで、サッカーは創意工夫が必要だと思います。今なら環境要因でいろんな制限があったりしますよね。グラウンドのことや天気、トレーニングの順番など様々な条件があって、最初はストレスを感じます。でもやっていけばできるし、自分で制限しちゃうとそれしかできなくなっちゃうし、楽しくなくなっちゃう。条件が厳しいなかで「じゃあどうする?」って考えるのが楽しいし、それをやることが自分の役割なんですよね。ひとりではできないので、スタッフの手を借りています。

 条件が厳しくても絶対できることはあるはずで、今のは良かったなと思うと次がなくなっちゃう。だから「腹ペコだー」ってふざけて言うんです(笑)。満腹なときは、思想とか考え方とか変わってくるから、腹ペコのときがいろいろと考えられると思うんです。

 また、継続することも大事だなと思います。ちゃんと基準をつくって、仕組みを作って…。仕組みが基準になるんですが、仕組みができている・できていないをジャッジして、PDCAを回していく。その作業を1週間の枠の中で継続していく作業を続けてきて結果を出す。この取り組みで僕はだいぶ成功体験をしています。

 チームの強化もそうだけれど、選手を育てたり人を育てたりする作業は、地道にちょっとずつだけれど積み上げていったほういいと思うんです。毎日のちょっとの右肩上がりが、最終的に高いところまでいけると思っているんですよね。僕はそれを「逆ソフトクリーム」と言っています。最初は小さくらせん状に上に回っていって、最終的に大きならせん状になっていく「逆ソフトクリーム」の形が成長の形になる。

 人と一緒に仕事をするとイライラすることはあります。でも、それは期待の裏返しなんです。僕は選手やスタッフに対して期待することが監督としての仕事だと思っています。期待しないと人は成長しないと思っているから、できるだけ良いところを見て期待して、悪いところが見えたときは「なんとかならないかな」と思うこともあるけれど、人に期待することが自分の仕事かなと思っています。 それを継続していると、嫌なこともあるけどすごく大きな喜びがくるっていう成功体験を僕は何回もしているんですよね。痛い目にあうこともありますよ(笑)。だけど、すごく感動させてくれたこともあるので、人に期待することを継続していきたいなと思っています。

大槻毅監督 超早起き指揮官が目指すサッカーチームとは【おせっカインズ4】

監督として関わる人たちを幸せにしたい

―人に期待することを継続していきたいと思っていらっしゃるのですね。では、監督として大事にしていることは何ですか?
 プロサッカー選手として活躍できる時間は短くて、その大事な時間の一部を共にしているという感覚が強くあります。10年くらいしかない時間のなかで、例えば1年契約だとするとその選手のサッカー人生の10分の1を僕と一緒に過ごすことになる。

 シーズンが始まるときに必ず話してることがあって、「今年1年、人生のある時期を共にするんだよね。であれば、お互いに人としてきちんと振る舞っていこう。一緒に仕事をする仲間として良い振る舞いが大事だよ」と話しをします。この仕事を20何年やってきて、いろんなことを見てきました。だからこそ思うのが、関わった人たちが一緒にいる時間で輝くとか、少しでも次のステージで輝けるようになってほしいなと。

 1年を通して選手自身の思い通りにならない選手もいるけれど、次の年につながるように何とかしてあげたいし、関わる人たちが幸せになるようにつなげてあげたい。短期間でつなげられるのは簡単ではないので、次のステージだったり、同じステージでも次のシーズンだったりするときに良くなってほしいなと思います。

大槻毅監督 超早起き指揮官が目指すサッカーチームとは【おせっカインズ4】

朝型健康法

―ご自身のくらしで大事にしていることは何ですか?
 メンタルの安定が何よりも大事ですね。自分自身の心のバランスが良い仕事につながります。メンタルを安定させるためにやっていることは寝ることです。僕は朝型なんですよ。夕方以降は疲れもあるし、頭が回らないし感情も落ちてくるから、夕方以降に難しい決断はしない。だからよく寝る。

 朝はかなり早く起きます。4時くらいですね。7時間は寝ようと思っています。なので、夕方は難しい決断はしないです。 マットレスを使っていてとても寝心地がいいです。群馬は予想外に寒かったですね。なので、カインズさんで布団の下に敷くためのすのことコタツを買いました。コタツを使ったのは学生以来ではないでしょうか(笑)。

高校で保健体育の教師を経験

―弊社をご利用くださいましてありがとうございます。ところで、大槻監督は学校の先生をされていたことがあるのですよね。
 大学卒業して3年間、新設高校で教師をしていました。保健体育です。男子クラスも女子クラスも教えていて、水泳、柔道、バレーボール、バスケットボール、陸上……かな。昔はいろんな種類を教えていたんですよね。サッカーも教えていましたね。部活の顧問もやっていました。

―学校の先生になったのはなぜですか?
 大学を選んだのもやっぱりサッカーを一生……、サッカーで生きていけるかは別にして、サッカーと一緒にいられるのは何かなと考えた時に、当時は日本リーグからJリーグに変わるちょっと前で、教員になるのがずっとサッカーを続けられる選択肢の一つだったんですよね。それでサッカーをやりたくて大学にいったんです。

ところが、23歳で学校の先生になって、自分より年上の親御さんから「先生」って呼ばれて怖くなってしまったんですよね。大学を卒業したばかりで何も分かっていないのに「先生、先生」って呼ばれるんですよ。これはまずいなと思いましたね。

―サッカーを始めたきっかけは?
 親父がサッカーをやっていたんです。僕が物心ついたときから社会人リーグをやっていたんで、それに連れていかれていたんです。親父がチームの世話役みたいなのをやっていて、それで小学校低学年からサッカーを始めました。最初はキーパーだったんです。試合でクロスがあがってきて両手を挙げたんだけどゴールに入っちゃって、それでダメだと思って(笑)。足が速かったんですよね。それで後ろの方をちょっとやりましたね。他には真ん中とかですかね。

大槻毅監督 超早起き指揮官が目指すサッカーチームとは【おせっカインズ4】

ファンへのメッセージ

―今日は、大槻監督のふだんのくらしから監督として大事にしていること、そして教員時代の様々なお話しを聞かせていただきました。最後にファンへの一言をお願いします!
 いつも応援に来ていただいていていますよね。ファンの姿を見るとやんなきゃなと思いますね。また、ホームのスタジアムにバスで入るときに迎えてもらって、あれでやっぱり気分が上がるんですよ。日によって人数が違いますが、「今日は勝つぞー」と思わせてくださるファンの皆さんに感謝しています。たくさんの応援をいただき、恩返ししたい。皆さんとたくさんの成功体験、喜びを積み上げられるように頑張ります。

インタビューを終えて

 試合では、選手への叱咤激励や選手やスタッフとハグする大槻監督の姿から、選手のことを信頼し大切にしている様子を感じていました。今回お話しを伺い、改めて大槻監督が持つ「人を信じる力」を感じました。休日は気分転換に料理をされているとのこと。自分の手で何かを作り上げていくことがお好きなのかなと思います。これからのザスパクサツ群馬がどう進化していくのか楽しみです。(T1)

プロフィール

大槻毅監督 超早起き指揮官が目指すサッカーチームとは【おせっカインズ4】

大槻 毅(おおつき つよし)
監督

生年月日:1972年12月1日
出身地 :宮城県

https://www.thespa.co.jp/game/2023/player/staff/

おせっカインズとは

 「くらしDIY」を新たなブランドコンセプトに掲げるカインズが、ザスパクサツ群馬の選手・スタッフのDIYなくらしをおせっかいに深堀りします。試合とは違った選手の魅力をぜひご覧ください。

 カインズは2006年からオフィシャルユニフォームパートナーとして、ザスパクサツ群馬を支援しています。カインズ創業の地であり、数多くの店舗を有するホームタウン「群馬」において、地域の課題を解決すると共に活性化を図り、群馬の誇りを創る「共創」のパートナーとして活動を行っています。

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