カインズが推進する店舗メンバー(従業員)向けの安全推進活動の象徴的な取り組みであるKYT活動。KYTの名前の由来やその具体的な活動内容、KYT活動以外の店舗安全対策についても紹介していきます。
KYTは何の略?
KYTは危険(K)予知(Y)トレーニング(T)の略で、2021年4月からカインズの販売本部 店舗安全対策推進室がパート・アルバイトを含めた店舗メンバー約25,000人向けに実施しているトレーニングです。作業でケガにつながる危険を、過去の事例を交えてスマートフォン型端末などを使って定期的に学習する事で、危険予知ができるメンバーを育成し、店舗での事故を予見し未然に防止します。これにより事故を無くし、店舗メンバーの安全を守る活動がKYT活動です。
なぜKYT活動を実施するのか
全国に約230店舗を展開するカインズでは、以前は紙ベースで事故事例を共有しており、勤務時間などが異なる約25,000人の店舗メンバーに対して、事故事例の共有や安全教育が行き届いていないという課題がありました。そこで考案されたのがKYT活動です。スマートフォン型の社内用端末とデジタルツールを使ったクイズ形式に移行。毎月1回、10問から~20問の危険予知問題に5分ほど挑戦することで、隙間時間で効果的に危険予知を学習することが可能になりました。

KYT活動の成果は?
2021年4月からスタートしたKYT活動は現在、月平均21,000人が実施。全体の9割近い実施率を達成しました。KYT活動の実施以降、危険予知の意識が高まり、店舗での事故件数は確実に減少しています。また2023年3月に行われた厚生労働省主催の「SAFEアワード」では、KYT活動が「ウェルビーイング(安全衛生)部門」にて最高位のゴールド賞を受賞しました。
KYT活動以外にやっていることは?
カインズではKYT活動以外にも様々な店舗安全対策を実施しています。
・事故共有動画
事故発生後の共有方法を動画(動くイラスト、実際の映像等)に変更する事で、視覚的なインパクトを与え、文章よりも 記憶に残りやすくすることで、安全最優先な行動へとつなげています。
・安全対策ワークショップの開催
各店舗に「安全推進リーダー」を配置。店舗毎の課題に対し、店舗メンバーが自律的・自発的に安全最優先な行動がとれる体制を構築し、より安全な店舗環境へつなげています。
・無事故運動の展開
3ヶ月間無事故運動を展開。「走らない」「周囲をよく見る」といった個人目標を目標達成シートに張り出して掲示しているほか、連続無事故日数・無事故メーターを作成し無事故日数を見える化。運動参加のモチベーションを高めています。
・あるべきシートの掲示
備品置き場に備品の保管方法や保管位置などのあるべき姿を示した「あるべきシート」を掲示。作業に必要なものなども分かりやすく表示し、事故防止だけでなく業務効率化にも努めています。
・お客様用踏台の開発
高い場所にある商品を安全に取るためのお客様用の踏台を自社開発。キャスター付きで楽に押して運ぶことができ、人が乗ると接地面が固定されて安全に商品を取ることができる構造です。全国のカインズ店舗で展開しています。


カインズではKYT活動を始めとした事故を未然に防ぐ取り組みを推進し、店舗メンバーが安全・安心に働ける環境づくりに努めてまいります。