新築の匂いが好きな酒井崇一選手のパワースポットとは?【おせっカインズ 11】

新築の匂いが好きな酒井崇一選手のパワースポットとは?【おせっカインズ 11】

2023.08.24
おせっカインズ

ザスパクサツ群馬の守備の要、DF酒井崇一選手は2023シーズンから加入した注目選手です。先輩や地域の方との出会いを通じて得たことや、自身のサッカーの目標についてお聞きしました。

練習日の朝はコーヒーで始まる

練習の日は練習時間に関係なく朝5時に起きてコーヒー淹れて、気が向いたらウォーキングしています。自宅で朝食、ストレッチ、体づくりをしてからクラブハウスに行っています。練習時間の1時間くらい前にクラブハウスに到着してすぐに練習できるように、自宅で準備を全部しています。

この流れになったのは前所属のロアッソ熊本のときで、コロナでクラブハウスにはあまりいないようにしていたため、自宅で準備してから出かけるようになったのがきっかけです。この流れが今の自分に合っています。

部屋とトイレ掃除をして試合に向かう

試合の日は、部屋とトイレの掃除を必ずしてから出かけます。プロになってからの習慣で、ゲン担ぎといえばそうですかね。帰ってきたときに家がきれいになっていると気持ちがよく、こんなに家がきれいなのかとうれしくなります。

僕、新築の匂いがめちゃくちゃ好きなんですよ。家とか車とか。新しいところに来たという感じがあったり木の匂いだったり。だから家は玄関から新築の匂いが保てるようにしています。

部屋にモノはあまり置いていないです。インテリアはこだわりなくて。先日、おすそ分けするので後輩たちに家に受け取りに来てもらったら「何もないですね」と言われました。確かに何もないなと思いました。

群馬に来て見つけたパワースポット!?

酒井選手の実家で飼っているワンちゃん。家族との電話のときにワンちゃんが顔を出してくるとか?

休日は家族やサッカー仲間と電話してます。家族とは練習や試合の報告をしたり、実家で犬を飼っているので家族に見せてもらったりしてリフレッシュします。

サッカー仲間からは、他の選手やチームの様子を聞いて刺激をもらっています。自分が「足りないな、もっとやらなきゃな」と思うときに、自分より上のカテゴリーでやっている選手や仲がいい選手と話すと、「もっとがんばらなくちゃな」と思います。自分のサッカーへのモチベーションを保つために、そして常に上にいくために今いるところだけじゃ分からないこと、他のチームや選手の様子を知ることは必要ですね。

よく食べている焼きまんじゅうはミックス!(餡入り+餡なし)

オフの日に、たなかや焼饅頭店朝日町店(群馬県前橋市)に行って、店長さんとかお店の方とかといろいろしゃべっています。お店の方が楽しくて居心地がよくて。そこにはザスパグッズが置いてあって、お店の方にはしょっちゅう試合を見に来ていただいています。

群馬は焼きまんじゅうが人気なのを聞いてお店を探したところ、たなかやさんを見つけました。颯くん(武 颯選手)とかとも一緒に行ってます。山中(山中惇希選手)にもたなかやさんを教えたら行ってましたね。たなかやさんは僕のパワースポットです。

焼きまんじゅう、おいしいですね。あれ、味噌がかかっているんですよね。それにビックリで。「あ、味噌なんだ」と。

サッカーを通じた地元の人との出会い

たなかやさんで、地元の美容師さんや地元で働いている方と出会って、群馬の地域の方と関わる機会が増えました。僕がホーム戦に10人くらいご招待して、スタジアムに来てくださり応援してくださってうれしかったです。応援してくださる方が増えたらいいなと思っています。

自分がサッカー選手でなかったら、出会っていない方たちってたくさんいるんですよね。サッカー選手でなければ関わっていなかったり、自分に興味を持ってもらえてなかったり。地元の方たちと話して仕事のことや価値観を話したりとか、それでサッカーを観に来てもらって一緒に喜びであったり、「がんばったね」と一緒によかったことや幸せなことを共感できる人がいる人生。地域の方や家族と、そんな思いを共有できるのはよかったなと思いますし、人としてサッカー選手として大事なことだなと思います。

こう思うようになったのは、「サッカー選手である前に人との出会いを大切にするんだよ」と教えてくれた先輩がいたからです。前所属のロアッソ熊本の先輩、佐藤優也選手です。佐藤選手に会うまでは、誰かと食事に行くとか交流することは控えていました。「ついていきたい」と思える佐藤選手と親交を深めることで自分の意識が変わりました。試合後に食事をしながら色々な話をしたり時には喝を入れられたり、時にはお祝いごとがあれば祝って頂いたり。熊本では試合前に坊主にしていたんですけど、そのバリカンを借りたこともありました。本当に僕を気にかけてくださって感謝しかないです。

佐藤選手には、サッカー選手の現役の方や引退された方などいろんな方を紹介していただき、その方たちからいろんな話を聞かせていただきました。この経験で自分の視野が広くなったし、「人間として大きくなっていかないといけないな」と思いました。

プロ選手を目指したきっかけ

小学生くらいから漠然と「プロになりたいな」とは思っていましたが、中学生の時に所属していたJFAアカデミー宇城で明確に「プロになりたい」と意識するようになりました。大学進学後も就活はせずに、プロになれる道を探すくらい本気で目指していました。

大槻監督の狙いとするところ、戦術をピッチ上でしっかりと出せて成功した時は達成感があってものすごくうれしい。さらにそれが結果として実を結ぶと最高ですね。個人的には強いチームや上手い選手との対峙は楽しいです。

さらなる高みを目指して

僕は日本代表になりたいと思っています。そこにいくためには、逆算してザスパをJ1に昇格させたいと本気で思っていますし、それをステップアップにチームも自分も価値を高めていけたらなと思います。

僕のDFというポジションは、ミスひとつで失点に直結してしまうかもしれないポジションなので、一つひとつのプレーに責任を持たないといけないと思います。でも、大槻監督からは「ミスを恐れるな、ふれぶてしく振る舞え」といつも言われていて、覚悟は持ちつつも自信を持って、最終ラインからチームを支えられる、いろんな意味で大きな選手になりたいと思っています。

自己暗示じゃないですけど「自分はもっとやれる、強い相手でもできる」と思えないと、自分が成長できないと思っているので、今が見せ場だなと思っています。

ファンへのひとこと

今は上位を狙える順位にいて、夏の戦いが始まっています。僕は大槻さんの戦術をすごく信頼していて、チームとして統一感をもってやっていけば「絶対勝てる、絶対に上に行ける」と思っています。その完成度をチームとして高くしてやっていきたいと思っています。

点を取るとかゴールを守るとか、ボールを体にぶつけるというプレーは個人の能力をあげないといけないと思っています。そこが上がるのはチームの練習と自主トレでしか上がらないと思っていますし、その取り組みはチームとしても個人としても、もっとやらないといけないなと思っています。自分達が上に行くんだという想いを強くもってやりたいし、その想いはチームではだれにも負けたくないし、サッカーを丁寧に扱っていきたいと思っています。

群馬の応援は熱いですね。前の方で応援している方は若いサポーターが多い印象があります。一人でも多く、僕たちのサッカーを見に来てもらえるように僕たちもがんばります。応援、よろしくお願いします。

インタビューを終えて

好きな言葉は「今を生きる」という酒井選手。家族や仲間、地域の方々など様々な人との交流・親交の様子をお聞きし、まさに「今」を、そして今から始まる未来を大事にされているなと感じました。熱血漢なイメージがありますが、様々な人との交流の場では熱くやさしい時間が流れていそうです。宮本武蔵の本を立ち返るときに読んでいるというのが意外でした。(T1)

プロフィール

酒井 崇一(さかい しゅういち)
ポジション:DF
背番号:24
身長:184cm
生年月日:1996年5月13日
体重:79kg         
出身地:熊本県
利き足:右         
所属履歴:熊本ユナイテッドSC→UKI.C.FC(JFAアカデミー宇城)→京都サンガF.C.U-18→東海大熊本→ロアッソ熊本
https://www.thespa.co.jp/game/2023/player/24_sakai/

個人SNS
https://www.instagram.com/shuichi_sakai_official/

おせっカインズとは

「くらしDIY」を新たなブランドコンセプトに掲げるカインズが、ザスパクサツ群馬の選手・スタッフのDIYなくらしをおせっかいに深堀りします。試合とは違った選手の魅力をぜひご覧ください。

カインズは2006年からオフィシャルユニフォームパートナーとして、ザスパクサツ群馬を支援しています。カインズ創業の地であり、数多くの店舗を有するホームタウン「群馬」において、地域の課題を解決すると共に活性化を図り、群馬の誇りを創る「共創」のパートナーとして活動を行っています。

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