「また割れている」を減らしたい コーンの根元を保護するコーンベット

「また割れている」を減らしたい コーンの根元を保護するコーンベット

2026.08.28
商品・サービス

工事現場や店舗の前で見かけるコーン。ふと足元を見ると、根元が割れているものを見たことはないでしょうか。「また割れている」、そんな小さな違和感が、「コーンの根元を保護するコーンベット」の開発の始まりでした。商品開発を担当した小澤さんに開発のきっかけや想いを聞きました。

コーンの根元を保護するコーンベット

建築資材バイヤーになってから、いろいろなところで割れたコーンが目につくようになり、「なぜこんなに割れているのか」と気になりました。モノづくり部門のメンバーに相談したところ、根元の段差部分が紫外線で劣化してパリパリになりやすく、加えて外圧により割れやすいことが分かりました。

コーンを捨てるのは面倒ですし、長く持つコスパの良い方法はないかと考えました。コーンベットは本来、コーンを支えるためのおもりです。だからこそ、「支えるだけではなく、保護する役割も持たせられないだろうか」。そんな発想から開発が始まりました。

設計技術部門やプロダクトデザイン部門と試行錯誤を重ねながら、形状や品質を詰めていきました。試作を重ねた結果、割れやすい根元や紫外線の影響を受けやすい部分をカバーできる形状となり、耐久性が向上しました。

コーンの根元を保護するコーンベット
従来品と同じ重量(2kg)ながら、「コーンの根元を保護するコーンベット」は円錐形状デザインにより保護性能が向上。コーンの買い替え頻度を削減

ただ、重ねやすくするために円錐形の側面に角度をつけると、今度は再生ゴムが金型の中でうまく流れず、形になりませんでした。原材料となる再生ゴムの品質を見直したことで、設計どおりの形状と重ねやすさを実現できました。店舗での陳列も楽になります。

たくさんの知恵とスキルを持つメンバーと試行錯誤を重ねたことで、「カインズならでは」の商品として形にすることができました。そして2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。

コーンの根元を保護するコーンベット
板状だと重ねにくく保管しにくいが、円錐形状にすることがきれいに積み重ねできる

特許を取得し、意匠登録もされていますが、一見すると地味な商品かもしれません。それでも、コーンを保護し、重ねやすくするという工夫には他社にはない特長があります。この小さな工夫がコーンを長持ちさせ、現場や店舗、イベントなどでの負担を少しでも減らせたらうれしいですね。

■商品
コーンの根元を保護するコーンベット
https://www.cainz.com/g/4550596092690.html

商品に込めたKindness

カインズの企業理念のコアバリューのひとつに、「Kindnessでつながる」があります。すべての事業活動と周りの人々に対して、常に「Kindness:親切心」を中心においてつながることを大事にしています。

お店でお客様と接する時と同じように、お客様のことを想い、お客様目線で開発しているカインズのオリジナル商品。「商品に込められたKindness」では、商品開発担当者のインタビューを通して、オリジナル商品が開発された経緯や開発にあたって大切にしていることなど、開発商品に込められた「Kindness」についてお伝えしています。

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